人気ブログランキング | 話題のタグを見る


画家 山本竜基 北京日記


by mag-ryuki

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

YAMAMOTO Ryuki / 山本竜基

三重県生まれ

カテゴリ

全体
未分類

以前の記事

2014年 08月
2013年 10月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 05月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月

フォロー中のブログ

検索

タグ

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧

10月4日

上海その3 (上海旅行のつづき)

次の日は上海の芸術区に行ってきました。

10月4日_b0221204_453810.jpg



















10月4日_b0221204_4113240.jpg


















こちらは上海で有名なM50という芸術区です。


10月4日_b0221204_4192996.jpg
























北京の798と同様に、工場跡地に芸術家アトリエやギャラリーがたくさん入っています。
798に比べるとコンパクトなつくりで、清澄白河ギャラリーコンプレックスがたくさん軒を連ねているといった印象でした。


10月4日_b0221204_533540.jpg


















いろんな展示がありました。


10月4日_b0221204_5403127.jpg
























鉛筆で丁寧に線を引いている作品。


10月4日_b0221204_5203236.jpg


















鉛筆で丁寧に塗りこんでいる作品。


10月4日_b0221204_59533.jpg
























北京にもあるでかいおじさん彫刻。


10月4日_b0221204_5221319.jpg


















ねこ背の作品。
自分のねこ背を見ているようでした。


10月4日_b0221204_5362342.jpg


















北京・上海ともに、日本人作品で一番見るのが村上隆さんの版画作品です。


10月4日_b0221204_615854.jpg


















↑ShanghART Gallery ではダンボールや木材で、あえて作りかけのような作品を展示していました。
この時期このような作品をけっこう見ました。流行っているのかもしれない。


10月4日_b0221204_624296.jpg


















↑もうひとつある ShanghART Gallery。
ガラクタを使った作品を主に展示していたのですが、会期中に本気の工事をしていて、作品と工事用のガラクタを判別するのがむずかしかったです。


10月4日_b0221204_2141319.jpg


















↑学生作品展の中の作品。


10月4日_b0221204_034524.jpg


















↑other gallery はロシア人作家のグループ展でした。


10月4日_b0221204_0234838.jpg
























レーニンがちょこちょこ出ていました。
中国では毛沢東がアートのアイコンですが、ロシアではレーニンなんだろうか。


10月4日_b0221204_084836.jpg























10月4日_b0221204_21173536.jpg


















↑M50には芸術家のアトリエもいろいろなところにありました。


10月4日_b0221204_237625.jpg


















北京にくらべると狭いですが、インフラはこちらのほうが整っていて生活しやすそうでした。
日本の環境に近いのかもしれません。


10月4日_b0221204_21213361.jpg


















M50で驚くのは、芸術家がアトリエをギャラリーとしても併用していることです。
作品を所せましと並べ、自ら販売も行っています。

10月4日_b0221204_21206100.jpg


















↑この時は休憩中でいませんが、芸術家は人がいる中でも黙々と絵を描いていました。

絵を描くことに加え、自ら売り運営していくバイタリティーはすごいなと思いました。

(つづく)
# by mag-ryuki | 2012-10-04 00:56

10月3日

展覧会のお知らせ

新潟県立万代島美術館でのジパング展に出品いたします。
僕は旧作の「地獄図(山本版)1」(2011)を出品します。
新潟に行かれる機会がありましたら、是非よろしくお願いいたします。



(↓以下情報はミヅマギャラリーホームページより)

ジパング展  新潟県立万代島美術館

新潟県立万代島美術館にて、ディレクターの三潴がキュレーションする展覧会、「ジパング展ー沸騰する日本の現代アートー」が開催されます。
昨年、髙島屋で開催された「ジパング展」を再構成し、新たな作品も多く公開される本展。会期中は参加作家によるトークイベントも多数企画されておりますので、ご期待ください。皆様のご来場お待ちしております!

[展覧会概要】
タイトル:ジパング展-沸騰する日本の現代アート-

会期:2012年10月6日(土)-12月2日(日)
開館時間:午前10時~午後6時(観覧券の販売は閉館30分前までです。)
休館日:10月15日(月)、11月5日(月)、11月19日(月)
会場:新潟県立万代島美術館(新潟市中央区万代島5-1 万代島ビル5階)
観覧料:一般 900円(700円)、大・高校生 700円(500円)
*小・中学生の観覧料は無料です。
*( )内は有料20名以上の団体料金です。
* 障害者手帳・療育手帳をお持ちの方の入場は無料です。受付でご提示願います。

参加作家:会田誠、青山悟、池田学、伊藤遠平、上田順平、O JUN、大畑伸太郎、岡本瑛里、風間サチコ、樫木知子、金子富之、熊澤未来子、鴻池朋子、近藤聡乃、指江昌克、佐藤雅晴、田代裕基、棚田康司、天明屋尚、藤田桃子、町田久美、三瀬夏之介、宮永愛子、森淳一、山口藍、山口晃、山﨑史生、山本太郎、山本竜基、渡邊佳織、チームラボ


〈トークイベント〉
三潴末雄ギャラリートーク  10月6日(土)14:00~
三瀬夏之介ギャラリートーク 10月13日(土)14:00~
鴻池朋子ギャラリートーク  10月27日(土)14:00~
O JUNギャラリートーク    11月3日(土・祝)14:00~
青山悟ギャラリートーク 11月17日(土)14:00~
会田誠ギャラリートーク 12月1日(土)14:00~

TeNYテレビ新潟アナウンサーと万代島美術館学芸員による「教えて!現代アート」
10月20日(土)14:00~ 大平真理子アナウンサー
11月10日(土)14:00~ 久保田紗也加アナウンサー
※TeNYアナウンサーが美術館学芸員にいろいろ質問。皆さんと一緒に現代アートについて勉強します。
(アナウンサーはいずれも予定です)

※いずれも万代島美術館展示室にて 参加は無料ですが、展覧会チケットが必要です
事前申込は不要です。当日は直接会場にお越し下さい

〈追加決定〉山口晃トーク  11月18日(日)14:00~ (万代島ビル11階NICOプラザ会議室)
※参加は無料ですが、展覧会チケットが必要です。

↓展覧会ホームページ
http://zipangu.org
# by mag-ryuki | 2012-10-03 20:42

9月23日

また上海から話がそれます、、。


ここ1週間の様子

ここ1週間ほど、日本では過激デモがよく放送されていたようで、
「吊るし首にされてないか?」とか心配されましたが、芸術区や望京周辺はいつも通りの感じでした。

9月23日_b0221204_23125321.jpg



















9月23日_b0221204_23161521.jpg


















(上の写真は普段のイトーヨーカドー)
(下の写真は18日のイトーヨーカドー)

↑とはいえ、デモのピークの18日は、イトーヨーカドーは臨時休業で、よく見ると、看板はシートで隠され、警察が待機。警護員を乗せたでかい警察車両もありました。


9月23日_b0221204_23353798.jpg


















18日は基本的に他の日本の店もすべて臨時休業でした。
なぜか吉野家だけ普通に営業していました。

大使館のデモが激しかった15日と17日は、美術関係者の飲み会があり、15日は日本人2人、17日は自分1人でしたが、いつも通りの平和な雰囲気でした。
ただ、自分たち以外の他者と接するときは日本語をしゃべらず韓国人になりすますように言われました。



望京からバイクで15~20分で日本大使館に行けますが、ここは望京とは雰囲気が違いました。
自分は18日の夜7時ぐらいと20日の昼に行ったので、デモは終わっていましたが警察やら人やらで蒸し蒸ししていました。

9月23日_b0221204_0124989.jpg


















↑20日の日本大使館。すでにデモ禁止令が出ているので、道路の閉鎖は大使館前の歩道、自転車道のみになっていました。


9月23日_b0221204_0285071.jpg


















バリケードはまだあって、警備隊もガッチリ守っていました。
僕の立っているサイドは、警護員が1~2mおきにズラッと並んでいて、さらに赤い腕章をつけた安全そうな人々、そしてたむろしている怪しい人々がいました。写真は撮れなかったです。


9月23日_b0221204_0505228.jpg


















↑こちらは好運街。
好運街とは、日本大使館のすぐ近くにある飲食街で、日本料理店も多数あります。
「釣魚島は中国のもの」と書かれた横断幕もたくさんありました。
芸術区や望京では横断幕は見なかったです。


9月23日_b0221204_1114584.jpg


















昼の2時半ぐらいなので、閉めてる店も多く、人通りはまばら。


9月23日_b0221204_1211298.jpg


















この国旗や横断幕は、(中国料理店も貼っていると思いますが)、おもに、海外(特に日本)の料理店が自己防衛のために貼っているものです。
日本を思わせる看板や日本文字を隠しています。
こうするしか打つ手がないです。
北京の日本料理店では、ここが最も過酷な状況だったと思います。

バイクでの帰り道、前を走るミニタクシーのリヤガラスに「不拉日本人(日本人お断り)」の貼り紙があり、
けっこうヘコみました。何気ない行為に、反日教育の根深さを実感。



北京にかぎってですが、大使館周辺は危険な空気がありましたが、その他の場所はけっこう普通でした。
大使館周辺以外ではいやな思いはしませんでした。望京のタクシーも普通でした。

北京では襲撃された日本店はないようです。良かった。
デモは収束した模様ですが、抵制日貨やもろもろの制裁措置はまだ続くようです。

長沙や青島など派手な破壊・略奪行為のある地域の日本人はかなりつらいと思います。

日中の個人レベルではうまく協力し助け合っているだけに、日中の政治レベルでも協力的体制にはやく戻ることを願っています。
# by mag-ryuki | 2012-09-23 02:30

9月18日

上海その2

上海のつづきです。

9月18日_b0221204_2355566.jpg


















2日目はまず外灘に行きました。


9月18日_b0221204_2342181.jpg


















ここはもともと租界地区だったので、右側の中山東一路一帯はヨーロッパそのものでした。


9月18日_b0221204_2485661.jpg


















自分はミーハーなので、とりあえず一番高いビルにのぼりに行きました。
左側の栓抜きみたいに見えるのが上海環球金融中心といって一番高いビルです。
現在中国で一番高いビルだそうですが(世界では三位)、右横の建設中のビルにすぐ抜かれるそうです。かわいそう。
展望台料金は150元(1875円)で、中国では凄まじい高さだ。


9月18日_b0221204_3191437.jpg
























世界最高の展望台としてギネス認定となっていました。
ドバイのビルのほうが高いと思ったけど、調べたら展望台に関してはこっちのほうが高かったです。
ドバイはなぜもっと上につくらなかったのだろう。


9月18日_b0221204_10840100.jpg


















すばらしい景色でした。東方明珠塔(梅ぼしみたいなビル)が眼下に見えます。


9月18日_b0221204_3575540.jpg


















反対側はマンションがいっぱいだ。


9月18日_b0221204_411579.jpg


















床は一部スケルトンになっていました。


9月18日_b0221204_44732.jpg
























窓拭きのお兄さんは写真の標的に。
梅ぼしビルより上で仕事してるのがすごい。

この上海環球金融中心ビルのつくりや雰囲気が日本そっくりで落ち着くなあと思っていたら、森ビルが作ったビルでした。
ここは別名上海ヒルズといいますが、中国なのに六本木ヒルズにいるような感覚でした。



9月18日_b0221204_4362337.jpg


















↑次に上海美術館に行きました。
いくつか展覧会をしていました。


9月18日_b0221204_446689.jpg


















こちらはミロ版画展。
すごい量でした。


9月18日_b0221204_4505859.jpg
























↑何か変だなと思ったら、


9月18日_b0221204_4531288.jpg


















作品をとめるテープがはがれ、作品がずり落ちていました。
ずり落ちたのが3点ほどありました。
巨匠と言えど容赦ないね。


9月18日_b0221204_5233476.jpg


















↑自分はこの作家にひかれました。


9月18日_b0221204_5322745.jpg


















1995年に90歳で亡くなられている作家さんですが、不思議な新鮮さを感じました。

9月18日_b0221204_5485318.jpg



















9月18日_b0221204_5513460.jpg


















十代の少年が描いたかのような軽やかさで、気持ち良かったです。



9月18日_b0221204_6184451.jpg


















次の上海当代芸術館に行く途中で人だかりが。


9月18日_b0221204_6205380.jpg


















博打にいそしむ人たちでした。
中国の人々は博打がとても好きで、北京でも道端でよくやっています。
コミニュケーションのひとつになってるんだろうな。


9月18日_b0221204_652214.jpg


















↑こちらが上海当代芸術館。
「怀念 - East Asia Contemportary Art」 展をやっていました。

9月18日_b0221204_7504752.jpg


















東アジア(日本、中国、台湾、韓国)から計14名の作家の展示でした。
日本からは出光真子さん、椿昇さん、澤田知子さん、水越香重子さんが参加していました。
時間がなく大ざっぱにしか見れませんでした。


9月18日_b0221204_7461320.jpg


















こちらはたぶん中国の作家です。
左に昔の写真、右に今の写真という構成です。

9月18日_b0221204_7424099.jpg


















人がそろってないのがいくつかあって不安な気分になりました。
説明を読んでないのでその理由はわかりませんが。
遅刻とかドタキャンであってほしいが・・・


9月18日_b0221204_8355469.jpg


















この韓国の作家さんの作品は勉強になりました。

9月18日_b0221204_838366.jpg


















画像が小さくてわかりづらいですが、合成写真です。

9月18日_b0221204_995615.jpg


















一見きれいな感じなのですが、よく見るとパースがグチャグチャで変なカオス感が出ていました。

9月18日_b0221204_8442167.jpg


















いろんな写真をフォトショップで切り貼りしていますが、パースが狂っているものを強引につなげる方法や、つなぎ目を自然に見せる処理など、大変ためになりました。

2日目の展示は以上です。


つづく
# by mag-ryuki | 2012-09-18 10:24

9月16日

上海の話から飛びますが、
北京ではここ3日ほど、ニュース番組は釣魚島問題(日本でいう尖閣諸島)でもちきりになっていました。
さっき見たら報道も落ち着いてきましたが。
パッと見は日本のニュース番組と同じで、出演者の顔も似てるんだけど、主張することが180度逆なので不思議な気分です。

日本から「デモは大丈夫?」と連絡等ありましたが、芸術区においては普通に平和で、逆に気を使ってもらってるぐらいです。
デモで暴れてる人は一部の特殊な人だけで、ほかの人々はいつも通り生活してる感じです。

中国では、9月18日は、九・一八事変(日本でいう柳条湖事件)といって、終戦の8月15日よりも重要な抗日デーらしく、その日がデモのピークになるとのことです。
18日は念のためあまり外出しないほうがいいと言われました。
18日以降はいつものように落ち着くだろうということですが。

反日のさかんな所に住んでいる日本人や日本企業はさぞ気を揉んでいるだろうなあと思います。
あと日本車をボコボコにされた中国人所有者もかわいそうに、、。

とにかく早くおちついて日中平和路線に戻ってほしいと思います。
# by mag-ryuki | 2012-09-16 16:06