画家 山本竜基 北京日記


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YAMAMOTO Ryuki / 山本竜基

三重県生まれ

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4月21日

僕が北京に来た理由は、中国アートのパワフルなところを学びたい!と思ったからです。

そもそも中国と日本のアートの違いは、

中国アートは「パワーの美学」
日本アートは「こだわりの美学」

だと思っていて、この2つが合体すれば最高ではないか!
・・・と浅はかに思ったからです。

アメリカのアートも「パワーの美学」だと思います。
大国どおし、やはり似ています。


そんなわけで、中国アートの実態を見に、798芸術区に行ってきました。

ここはもともと軍事品工場地帯だったそうです。役目を終えた工場跡地が2003年ぐらいから
ギャラリーやスタジオにリノベーションされていき、今では100を超えるギャラリーが集まる
世界有数のアートエリアになったそうです。

観光スポットとしても人気で、観光客がたくさん来ます。
この日は修学旅行とおぼしき学生さん達が、列をなして観光してました。
粋な学校ですね。

アートがおもしろい娯楽として人々に受け入れられている感じがします。


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798芸術区入口


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ユニバーサルスタジオにありそうなオブジェがいたる所に。みなさん同じポーズをとります。


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こちらは林冠画廊。ギャラリーであることを忘れる広さ。美術館2室分あります。


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私も影響を受けた岳敏君さんの作品。はじめて本物を見たけど、、、、どヘタ~
マグリットばりのどヘタっぷりがこの人のもち味なのかな。


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隣の部屋には普通にルシアン・フロイドがかざってありました。


そして、今日の傑作は、なんといってもこれ。

b0221204_20474198.jpg
















黄永砯の「魚頭列車」。パワー爆発、これぞ中国アート!って感じです。


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いろいろな動物の顔がニョキニョキ出ています。ガンツのぬらりひょんみたいです。


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この作品は、高さ5mで、全長はなんと20mあります。写真では切れていますが、列車1両まるごと使ってます。
アート関係者のみならず、一般客もアトラクションのように楽しめるのがすばらしいです。

これが美術館ではなく、1つのギャラリーであることにも驚きます。
しかし大きい扉はなかった気がするけど、どうやって中に入れたのでしょうか?



今回、2日かけてそのほかのギャラリーも回りましたが、率直な感想は、

「パワーがすごいのは言うまでもなく、こだわりもすごかった。」…でした。

日本の専売特許だと思っていたこだわりが、こちらでも当たり前に行われていました。
日本のこだわりだけではやっけいけない時代なんですね、、、。

アートの規模、かかわる人の数、社会への認知度など、日本とまったく違うことを痛感しました。

欧米路線とはまた違った、中国独自のアート路線を築こうとしている姿勢も、とても勉強になりました。
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by mag-ryuki | 2011-04-27 21:05

4月1日

今日はいろいろな手続き(公安での住居登録やアトリエの本契約などなど)をミヅマスタッフのSさんと一緒にやってきました。
といっても中国語の出来ない僕は、Sさんのうしろをちょこまか歩いているだけで、全ての事はSさんにやっていただきました。
感謝してもしきれないです。(その後も大変お世話になっています)

もし一人だったら何もできず、そのへんで死んでいたでしょう。
ギャラリー方向には足を向けて寝られません。
遠い北京の地で、人のつながりのありがたさを痛感しました。
私はこれから良い絵を描いて恩返ししようと心に誓いました。謝謝。

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その後は最寄りの都会である望京をぶらぶら街歩きしました。

ここはイトーヨーカドーやユニクロ、イケヤもある所です。
日本と何ら変わらない環境で、中国であることを忘れるぐらいです。
食べ物の値段は日本の3分の1ぐらいで、水500mlペットボトルが13円で売ってます。
タクシーは初乗り130円で、地下鉄は一律26円です。アクリル絵具1本85円。
その他もろもろとにかく安いのです。
貧乏芸術家にはすばらしい所ではないか! と思ってしまいます。
日本に戻るのが恐ろしく感じるぐらい・・・


その後もぷらぷらしていたら突然、ブァゴッ!っというでっかい音が・・・。
何事かと思ってそちらを見ると、まわりの人々が凍ったようにしーんとしている・・・。

そうです。バイクが跳ねられたのです・・・。
車の運転手は「あぁ、やっちまった・・・」という表情。

跳ねられた人の様子を見に行きましたが、ぐったりして動かない。
出血はしていない様子。
大丈夫かこの人、、、と見ていたら、ぐったりしたまま携帯をかけ始めました。

それでみんな一安心。
あ~良かった頑丈な人で、、、。

携帯が出来れば大丈夫だろうとまわりの人々も散って行きました。


私、ここの交通事情が無法地帯であることはすぐにわかりました。

車が容赦なく突っ込んで来ます。大阪人だって恐怖するでしょう。
ここでは車が強くて、当たった人が悪いという環境だそうです。

ここに1年半住んでいる知人のかたは、すでに3人死体を見たそうです・・・。


死が隣り合わせにある国。

自分の命は自分で守って生きて行こう。・・・・・つまり常に万全の緊張感を持って信号をわたろう!
と強く自分に言い聞かせたのでした。


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最寄りの街、望京。雰囲気は八王子に似ています。
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by mag-ryuki | 2011-04-23 22:49

3月31日

16時30分、北京首都国際空港着。

はじめて来た中国。
空港の広さにまずびっくり。
外は砂埃の影響で滑走路の端がかすんで見えません。
はてしなく続いているみたいで、映画の中に入ってしまったかのようです。

そして、、、予想はしてましたが、

まわりの中国語が、まったく理解できない・・・。
一単語すらわからない・・・。

想定の範囲をはるかに超えていました。

漢字はさすがに読めるだろうと思っていたけど・・・どうにも意味がわからない。
わかりそうで、絶妙にわからない。
英語表示を見つけては、ホッとする有り様なのです。英語もできないのに、、、。

中国語の勉強をほとんどしてこなかった自分は事の重大さに茫然自失。
「こんな赤子の状態でやっていけるんか・・・」

早くも意気消沈していると、ミヅマギャラリー北京からお出迎えがあり、何の苦労もなくギャラリーへ連れて行ってもらいました。
まさに赤子を拾っていただいた感じです。
ありがたいこと限りなしです。どうぞよろしくお願いします。


ミズマ北京着。

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はじめて見る北京のギャラリーはやっぱりデカかった。
美術館の1室みたいに広い!
まわりもごついギャラリーがガンガン立っています。
作品も大きいのがいっぱい。
言語の壁もふっ飛び、テンションが上がります。
美術の良さを実感。

ちなみにここは草場地芸術村と言って、村全体がアート関係者で成り立っています。
どこを見てもギャラリーやスタジオばかりなのです。
そして意外とゆったりした雰囲気。
東京やニューヨークとは時間の流れ方が違うようです。

こんな所があるんか~と初めて見る光景に心も躍ります。
それだけアートの需要があるんですね。うらやましい。

日本にもこんな村があればいいのにとしみじみ思いましたが、なかなか難しいだろうなぁ…。
いかんせん土地がないし…。


広い土地って、それだけで力なんだな、、、と思い知った日でありました。
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by mag-ryuki | 2011-04-23 22:48